何があったのか
米紙ニューヨーク・タイムズは、ベセント米財務長官が2026年5月11日の訪日中、片山さつき財務相との夕食会で高市政権の経済政策への不満を長時間述べたと報じました。報道では、過度な円安を問題視し、「なぜ首相の経済顧問が円安の利点を説くのか」「なぜ日銀に独立性が与えられていないのか」といった趣旨の発言をしたとされています。
背景・これまでの経緯
背景には、高市政権の積極的な財政出動路線や円安傾向への米側の警戒があります。ベセント氏は9月のG20関連会見でも、日本にリフレ政策からの脱却や日銀の利上げを促す趣旨の発言をしており、日本のマクロ経済政策への懸念を強めている様子がうかがえます。なお、夕食会は非公式の場で、やりとりの詳細は公式記録として公表されていません。
今後の見どころ / まだ分からないこと
片山財務相は9月3日の取材で、ベセント氏から「特に注文はない」と述べ、政策転換を迫られた事実を否定しました。今後は、米側の報道内容と日本側の説明の食い違いがどこまで埋まるかが焦点です。ただし、現時点では夕食会での具体的な発言内容や温度感は未確認です。

